金額、納期、個数。仕事の英語で数字を取り違えると実害が出ます。にもかかわらず、13 と 30、15 と 50 の聞き分けは多くの学習者が苦手とするところです。
-teen と -ty は、強勢の位置で見分ける
母音の違いで聞き分けようとすると失敗します。手がかりは2つです。
強勢の位置。thirTEEN は後ろが強く長い。THIRty は前が強く、後ろは短く弱まります。
語尾の音。-teen には最後に n の音が残ります。-ty はアメリカ英語だと t がら行の音に崩れ、「サーリー」「フィフリー」のように聞こえます。
ただし例外があります。thirteen students のように後ろに名詞が続くと、リズムの都合で THIRteen と前に強勢が移ることがあります。この場合は語尾の n が決め手になります。
時刻・日付の落とし穴
時刻は、数字そのものより前後の語が弱く潰れることが問題になります。
文字The meeting moved to 3pm.
音ザ ミーティン ムーヴ トゥ スリーピーエム
日付は国によって順序が逆になります。3/4 はアメリカでは3月4日、イギリスでは4月3日です。数字を聞き取れても、順序を誤解すれば意味がありません。口頭で確認するときは March fourth のように月の名前で言い直すのが安全です。
曜日も頻出します。Friday は弱く発音されると「フライディ」ではなく「フラディ」程度に縮みます。
大きな数字と小数
英語は3桁ごとに単位が変わります。日本語の万・億とずれるため、変換に時間がかかります。
| 英語 | 数字 | 日本語 |
|---|---|---|
| ten thousand | 10,000 | 1万 |
| a hundred thousand | 100,000 | 10万 |
| a million | 1,000,000 | 100万 |
| ten million | 10,000,000 | 1000万 |
| a billion | 1,000,000,000 | 10億 |
会話では 1.5 million(150万)のように小数と組み合わせる言い方が多用されます。point が弱く読まれるため、one five million のように聞こえることもあります。
聞き取れなかったときの確認方法
数字は推測で流してはいけない情報です。確認の一言を用意しておくと安全です。
確認Sorry, was that thirteen or thirty?
確認Let me repeat that back — fifteen thousand dollars, correct?
確認Could you write that down in the chat?
オンライン会議なら、チャットに書いてもらうのが最も確実です。聞き返すことは失礼ではなく、むしろ正確さを重んじる姿勢として受け取られます。